2026-04

Battery主要部材

脱中国依存を阻む「巨大な壁」:CATLの鉱物資源戦略と価格決定権

世界最大の車載電池メーカーである中国のCATL(寧徳時代新能源科技)が、鉱業分野への進出を加速させています。これは単なる規模の拡大ではなく、川上(採掘)から川下(電池製造)までを一貫して支配する「垂直統合」戦略であり、欧米諸国が推進するサプ...
Battery主要部材

業界初、587Ahの超大容量「半固体電池」が登場 ― Inpow Batteryが安全性を極限まで追求

2026年3月31日、Inpow Battery社は北京にて、エネルギー貯蔵用(ESS)の次世代セル「587Ah Boundlessシリーズ」を発表しました。このシリーズには、液体電解質モデルと、安全性に特化した半固体(固体・液体ハイブリッ...
Battery主要部材

Cornex、2万サイクルの超長寿命ナトリウムイオン電池を発表!

2026年4月7日、中国の電池メーカーCornex New Energy(コーネックス・ニューエナジー)は、定置型エネルギー貯蔵システム(ESS)市場向けに、長寿命を特徴とする165Ahナトリウムイオン角型電池セルを発表しました。リチウムイ...
Battery技術

EV失速を「防衛」で補う:サムスン・LG・SKが狙う軍事用バッテリーという新たな成長エンジン

2026年3月、米国国防総省は軍事用バッテリーのサプライチェーンから中国製品を排除する方針を強めており、その代替パートナーとして韓国のバッテリーメーカー(サムスンSDI、LGエナジーソリューション、SKオン)が急浮上しています。EV需要の減...
Battery主要部材

欧州における二次電池ライフサイクル管理:デジタルパスポートと最低リサイクル含有量のロードマップ

欧州連合(EU)は、強力な規制枠組み(バッテリー規則)と資金提供プロジェクトを通じて、バッテリーリサイクル業界の透明性、持続可能性、および技術革新を加速させています。これは、域内の資源自給率を高め、環境負荷を低減するための戦略的転換点となっ...
Battery技術

WaygateとLiminalが戦略的提携:CTと超音波AIを融合した「マルチモーダル検査」で電池歩留まりを革新

非破壊検査(NDT)の世界的リーダーであるWaygate Technologies(Baker Hughes傘下)と、AI超音波検査のスタートアップLiminal Insightsは、高性能二次電池(リチウムイオン電池等)のライフサイクル全...
Battery主要部材

リチウム金属電池の発火問題を終結へ―燃えない積層負極が拓く高エネルギー密度の未来

1. 背景と課題:リチウム金属電池(LMB)の宿命的な弱点リチウム(Li)金属は、高い理論容量(3860 mAh g-1)と極めて低い電位(標準水素電極に対して -3.04 V)を持つことから「究極の負極材料」と期待されています。しかし、以...
Battery用途

ヒュンダイに吹く追い風:米ロボット新法案による中国勢排除とボストン・ダイナミクスの躍進

米国は国家安全保障を理由に、中国製ロボットを連邦政府の調達から排除する動きを強めています。この政策転換は、世界のロボット産業の競争構造を再編し、現代自動車(ヒュンダイ)にとって大きな好機となる一方、サプライチェーンにおける中国依存の課題も浮...
Battery用途

米リビアン、1-3月期納車は1万台突破 テスラ失速の傍らで鮮明な回復

電気自動車(EV)メーカーのリビアン・オートモーティブ(Rivian Automotive)が発表した2026年第1四半期(1月-3月)の実績は、納車台数・生産台数ともにアナリストの事前予想を上回る結果となりました。1. 主要実績数値(20...
Battery主要部材

次世代全固体電池の量産化に向けた製造革新:乾式メカノフュージョンによる正極複合体製造プロセス

全固体電池の商用化には、高容量アノードに見合う高効率な正極複合体の開発が不可欠です。しかし、正極活物質(CAM)、固体電解質(SE)、導電助剤を最適に配置した「微細構造」を大規模かつ再現性高く製造することは極めて困難でした。従来の課題: 研...