戦略・政策

Battery主要部材

中国リチウム価格が13%弱の急落:EV販売不振と地政学リスクが需要を直撃

2026年3月3日、中国の広州先物取引所において、炭酸リチウム先物価格が前日比12.99%下落し、1トン当たり15万860元で取引を終えました。これは1日の値幅制限(13%)に近い大幅な下落です。急落の主な要因EV販売の失速: 大手EVメー...
Battery技術

スズキ、全固体電池事業に参入:カナデビアから技術・設備を完全継承

スズキは2026年3月4日、カナデビア株式会社と全固体電池事業の譲渡契約を締結したと発表しました。これにより、スズキは次世代EV(電気自動車)の基幹技術となる全固体電池の開発・製造基盤を自社で保有することになります。契約の骨子譲渡予定日: ...
サプライチェーン

「メイド・イン・ヨーロッパ」計画が鍵:欧州製EVバッテリーのコスト競争力予測

欧州の環境NGO「Transport & Environment(T&E)」は、EUが「Made in Europe」計画を推進することで、域内で製造されるバッテリーのコストを劇的に下げ、中国製に対する競争力を確保できるとする報告書を発表し...
ナトリウムイオン電池

欧州、ナトリウムイオン電池を産業戦略の中核へ。次期EU予算での資金投入を提言

欧州経済社会委員会(EESC)は、次世代の電池技術としてナトリウムイオン電池(SIB)をEUの産業戦略の柱に据えるよう提言しました。リチウムへの依存度を下げ、域内でのサプライチェーンを完結させることが狙いです。1. 戦略的意義と背景脱リチウ...
Battery主要部材

EV市場減速を受け戸田工業が戦略転換、BASFとの合弁事業を終了

戸田工業は、リチウムイオン電池(LIB)用正極材料を手掛ける合弁会社「BASF戸田バッテリーマテリアルズ(BTBM)」の全持ち分をBASF側に譲渡し、合弁事業を解消することを決定しました。1. 合弁解消の主な理由EV市場の成長鈍化: 202...
サプライチェーン

欧州自動車業界に走る亀裂:補助金を巡る「保護主義」か「自由貿易」かの攻防

2026年2月27日、ドイツの電動モビリティ産業を揺るがす議論が浮上しています。ドイツ連邦政府が計画していた「電気自動車への社会保障補助金」が、欧州連合(EU)が検討中の新法「産業促進法(Industry Promotion Act)」によ...
サプライチェーン

CATLとBMW、脱炭素化と「バッテリーパスポート」で協力強化の覚書を締結

2026年2月25日、世界最大の車載電池メーカーであるCATLとBMWグループは、北京にて協力強化に関する覚書(MOU)を締結しました。この合意は、ドイツのメルツ首相の訪中に合わせて行われ、両社の提携を製品供給の枠組みから、デジタルデータ管...
マーケット情報

ライテン、ノースボルト買収で欧州進出を本格化—スウェーデンに初の産業拠点設立

米シリコンバレーに本拠を置くLyten社が、欧州の「電池の王者」と目されていたNorthvolt社のスウェーデン国内資産を買収し、欧州市場への本格進出を果たしました。1. 買収の主な内容と対象資産買収総額: 約50億ドル(約7,500億円規...
Battery用途

キャタピラーとBST、欧州のLFP電池メーカーElevenEsへ戦略的投資を実行

欧州のバッテリーメーカーであるElevenEsは、米建設機械最大手キャタピラー社の子会社「キャタピラー・ベンチャー・キャピタル」および香港の商品取引会社「BST (HK) Ltd.」から資金を調達し、シリーズB投資ラウンドの初回クロージング...
サプライチェーン

トランプ関税を止めた「最高裁の鉄槌」。だが負極材205%の「セグメント関税」は依然継続

2026年2月20日、米国最高裁判所は、トランプ大統領がIEEPA(国際緊急経済権限法)に基づき発動した汎用的な関税を「大統領の権限逸脱」として無効化する判決を下しました。これにより、バッテリーおよびエネルギー貯蔵業界は、支払済みの関税還付...