リチウム火災の脅威に挑む:フルサークル・リチウム社、EV「熱暴走」消火デモを過去最大規模で実施へ

Battery技術

フルサークル・リチウム社(FCL)は、独自の非毒性水性消火剤「FCL-X™」を用いた電気自動車(EV)の火災消火デモンストレーションを、来週12月16日(火)にテキサス州ヒューストンで開催すると発表しました。リチウムイオンバッテリーによる火災リスクの増大と、それに対する業界横断的な関心の高まりを受け、過去最大の参加者数となる見込みです。

デモンストレーションの目的と参加者の拡大

当初、救急隊員向けの訓練プログラムとして始まったこの実燃焼デモは、今や広範な関係者にとって不可欠な学習イベントへと成長しています。

  • 目的: 革新的なFCL-X™テクノロジーを使用して、熱暴走状態(Thermal Runaway)のEVをリアルタイムで消火する様子を公開し、緊急対応者、安全担当者、業界リーダーに高度な消火ソリューションについて教育すること。
  • 対象参加者:
    • 救急隊員と消防署
    • バッテリーエネルギー貯蔵システム(BESS)オペレーター
    • 廃棄物・リサイクル管理チーム(リチウム火災の危険性が高い分野)
    • 自動車メーカー(OEM)や政府の安全機関
    • 保険業界の専門家

このイベントは、過去18ヶ月間に成功裏に実施された25回以上の実燃焼デモンストレーションの集大成となります。

FCL-X™の特長と商業的成功

FCL-X™は、商用販売開始から1年を迎え、全米の消防署、商業施設、産業施設で急速に導入が進んでいます。

  • 製品の特長: 非危険性・無毒性の水性消火剤であり、リチウム火災の緩和と完全消火において、高い効果と効率性を実地試験で実証しています。
  • CEOのコメント: FCLのCEOであるカルロス・ビセンス氏は、FCL-X™の急速な普及とデモへの関心の高まりは、「リチウム電池技術が現代生活のあらゆる部分に浸透し続ける中で、リチウム火災対策がいかに重要になっているかを示している」と述べています。

今後の展開:家庭用ソリューションの発売

FCLは、高まる住宅用リチウム火災安全製品への需要に応えるため、消費者向けのFCL-X™ソリューションの発売を準備しています。

  • 発売予定: 2026年第1四半期後半。
  • 製品特性: 最先端技術を活用し、家庭内の潜在的なリチウム火災リスクに安全かつ効果的に対処できる、コンシューマー向け製品となる予定です。

出典:https://www.prnewswire.com/news-releases/full-circle-lithium-announces-largest-yet-live-fcl-x-electric-vehicle-burn-extinguishment-demo-302638760.html

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