グローバル1位 CATLと提携か: エンケム、電解液供給で1.5兆ウォン契約締結観測

Battery主要部材

韓国の二次電池素材企業であるエンケム(Enchem)は、グローバルトップティアのバッテリーセルメーカーとの大規模な電解液供給契約締結を控えているとの報道を受け、2025年11月28日に株価が急騰しました。


📰 契約の概要と市場の反応

項目詳細
企業名エンケム (Enchem)
契約相手(観測)グローバルトップティアのセルメーカー(業界では中国CATLと推定)
契約規模(期間)2026年より5年間
供給量年間7万トン、合計35万トン
受注金額(予想)現在の販売単価基準で約1兆5,000億ウォン(約1,680億円*)
市場の反応報道を受け、11月28日午前に株価が一時13%を超える急騰を記録

*(注)1ウォン=約0.1125円で換算(2025年12月時点の一般的な為替レートに基づく概算)

エンケムは、この大規模契約が来年から5年間で合計35万トン規模になると見込んでいます。現在の電解液販売単価を基準にすると、受注金額は約1兆5,000億ウォンに達すると予想され、同社の事業規模を大きく押し上げる可能性があります。

🔗 関連情報:エンケムとCATLの戦略的意義

1. エンケムの優位性:電解液専門企業

エンケムは二次電池の主要四部材(正極材、負極材、セパレータ、電解液)の一つである電解液の専門メーカーです。電解液は、リチウムイオンが正極と負極の間を移動するための媒体であり、バッテリーの性能(寿命、安全性、出力)に直結する重要な素材です。

エンケムは韓国だけでなく、北米や欧州にも生産拠点を拡大しており、グローバルなバッテリーサプライチェーンにおいて重要な役割を果たしています。

2. CATLとの提携観測の背景

業界で契約相手として中国の**CATL(Contemporary Ampere Technology Co. Ltd.)**が推定されているのは、以下の理由からです。

  • グローバルシェア首位: CATLは長年にわたり、世界のEV・ESS(エネルギー貯蔵システム)用バッテリー市場で最大のシェアを誇る企業であり、「グローバルトップティアセルメーカー」という表現に最も当てはまります。
  • 大規模な需要: CATLは現在、世界各地で大規模なギガファクトリーの建設を進めており、年間7万トン、合計35万トンという巨大な電解液需要を満たすための安定的なサプライヤーを探しています。
  • サプライチェーンの多角化: CATLは、サプライチェーンの地政学的リスクや安定性確保の観点から、韓国や日本などの非中国系のサプライヤーとの取引を拡大する傾向にあります。

3. 韓国素材企業のグローバル展開

この契約が成立すれば、韓国の二次電池素材メーカーが、中国の最大手メーカーと長期にわたり大規模な供給契約を結ぶ事例となり、韓国素材産業の国際競争力の高さを改めて証明することになります。

今回の契約締結は、エンケムの事業成長を確実なものにするだけでなく、世界のEV・ESS市場におけるバッテリー素材の需給バランスにも影響を与える重要なニュースとして注目されています。

出典:https://biz.chosun.com/stock/stock_general/2025/11/28/OXRBRMZL2RHSPN2AF6FKQDIDAA/

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