アーマーバッテリーフィルムズ、LFP電池性能を劇的に向上させる新集電体「EN’SAFE®」を発表

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アーマーバッテリーフィルムズ(Armor Battery Films)は、電気自動車(EV)向けリン酸鉄リチウム(LFP)バッテリーの性能と信頼性を向上させる、画期的な集電体プライマー製品「EN’SAFE® NG4」および「EN’SAFE® NG5」を製品ポートフォリオに追加しました。

この新製品は、特にLFPバッテリーの課題であった導電性接着性を大幅に改善し、同時に高温環境下(最大60℃)での高い安定性を保証します。

🔋 新しいEN’SAFE®集電体の特徴と性能向上

項目詳細
製品名EN’SAFE® NG4 および EN’SAFE® NG5
適用技術LFP (リン酸鉄リチウム) および LMFP (リチウムマンガン鉄リン酸塩) バッテリー
最大の特徴60℃での優れた熱安定性(高温保管安定性要件を満たす)
性能改善接着力を**少なくとも250%**向上
導電性を50%以上向上
効果セル容量の制限要因となっていた導電性と接着性の課題を解決し、エネルギー貯蔵システム全体の性能と効率を大幅に向上させる。

🌐 関連情報:LFPバッテリーがEV市場を牽引

本ニュースの背景には、EV市場におけるLFPバッテリー技術の急速な台頭があります。

  • LFPの台頭: 2024年には、EV向け正極市場シェアの**56%**をLFP技術が獲得し、主要なソリューションとしての地位を確立しました。
  • LFPの利点:
    • 費用対効果: 製造コストが比較的安価。
    • 安全性: 熱暴走しにくく、安全性が高い。
    • 持続可能性: ニッケルやコバルトといった希少で高価な材料、あるいは倫理的な懸念がある材料を必要としない。
  • LFPの課題: 従来の三元系(NMCなど)に比べ、一般的にエネルギー密度(航続距離)が低いとされており、その性能を最大限に引き出すためには、本技術が解決を目指す「導電性と接着性の向上」が不可欠です。

💡 特許技術を活用したさらなる革新

アーマーバッテリーフィルムズは、EN’SAFE®プライマーを用いることで、電極内のカーボンブラック(導電助剤)を大幅に削減、または完全に除去できる画期的な技術の特許を取得しています。

カーボンブラックの削減は、電極内の活物質の比率を高め、結果としてセルのエネルギー密度を大幅に高めることが可能になります。これはLFPの弱点であるエネルギー密度を補強する重要な技術的進歩です。

🤝 多様なニーズへの対応

アーマーバッテリーフィルムズは、特定のバッテリーメーカーのニーズに合わせたカスタムソリューションを提供することに注力しており、電極の厚さ、バインダーの種類(低分子量PVdF)、必要な充電/放電レート(5Cを超える高速充電など)に応じて、最適なプライマーを提供できる体制を整えています。

出典:https://batteriesnews.com/armor-battery-films-introduces-a-groundbreaking-en-safe-current-collector-to-improve-ev-battery-performance/

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