カリフォルニア州エネルギー委員会(CEC)は、同州のクリーンエネルギー製造基盤を強化するため、**アントロ・エナジー(Anthro Energy)**に対し、550万ドルの「PowerForward:ZEVバッテリー製造助成金」を授与しました。
この資金は、アントロ・エナジーの「カリフォルニア州ゼロエミッション車向け先進バッテリー生産(CPAB-ZEV)」プロジェクトに充当されます。
プロジェクト概要
- 目的: 先進的な電解質とリチウムイオン電池セルの国内生産拠点をカリフォルニア州内に確立すること。
- 場所: カリフォルニア州**アラメダ(Alameda)**にあるアントロ・エナジーの新本社施設。
- 生産能力(2026年まで):
- Anthro Proteus™電解質: 年間100MWh超
- リチウムイオン電池セル: 年間10MWh超
- 用途: ゼロエミッション車(ZEV)、民生用電子機器、防衛分野など、幅広い領域に対応。
🔋 アントロ・エナジーの技術的貢献
アントロ・エナジーは、リチウムイオン電池の安全性、性能、柔軟性を向上させる先進的なポリマー電解質を開発する企業です。同社の独自のAnthro Proteus™プラットフォームは、注入可能な相変化電解質を採用し、電池の性能と安全性を高めます。
CEO兼創設者のデビッド・マッカニック氏は、この助成金により、強靭な米国バッテリーサプライチェーンの構築と、ZEVの安全性・効率性向上に貢献できると述べています。
🏢 関連情報と背景
1. PowerForwardプログラムについて
- 提供元: CALSTARTとカリフォルニア州エネルギー委員会(CEC)。
- 目的: ZEVへの移行を支えるバッテリーおよび関連部品の州内製造業を拡大・成長させること。
- 総予算: 競争的プログラムとして、合計3,500万ドルが提供されます(2024年4月5日発表)。
2. 経済効果と州の目標
- 経済的利益: アラメダに質の高い雇用を創出し、地域の経済を活性化させます。
- 州のリーダーシップ: クリーンエネルギー技術分野におけるカリフォルニア州のリーダーシップを強化し、同州の広範な気候変動対策とクリーンで持続可能なモビリティへの移行を加速させるための重要なステップとなります。
3. アントロ・エナジーのルーツ
- 起源: スタンフォード大学からスピンアウトした企業です。
- 本社: 2025年8月25日にアラメダの新本社を発表しています。


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