次世代バッテリーイノベーションのリーダーである**Piersica, Inc.(ピエシカ社)**は、リチウムイオンバッテリーの性能向上のために開発された特許取得済みの新規ポリマー技術「PIRION™」のリリースを発表しました。
PIRION™は、電極バインダーと固体ポリマー電解質の両方の役割を果たすことができ、軽量化と安全性、エネルギー密度の向上を実現します。
1. PIRION™の主な技術的特徴
PIRION™は、これまでのバッテリー材料にはない、優れた特性の独自の組み合わせを実現しています。
| 特徴 | 詳細 | 既存技術との比較・利点 |
| 優れた導電性 | 非晶質組成(無秩序な分子構造)により、リチウム塩の溶解性とイオン移動性が向上。 | 高いイオン伝導性を実現。 |
| 耐熱性・安全性 | 300°Cを超える温度でも溶融しない高い耐熱性(難燃性も併せ持つ)。 | セルに重要な安全上の利点を追加。 |
| 高電圧安定性 | 従来のPEOやPVDFを大幅に上回る電圧レベルで安定。 | 次世代の高電圧カソードとの互換性を確保。 |
| 機械的耐久性 | 高い機械的強度。 | 堅牢なセルコンポーネントのサポートに貢献。 |
| 圧電特性 | 圧縮時に電荷を生成するように設計されている。 | バッテリー以外の超音波画像診断やセンサーなど、幅広い用途への応用が可能。 |
| 互換性とコスト | 既存のあらゆるリチウムイオンバッテリーと互換性があり、低コストの材料を生み出す。 | 製造コストの削減に貢献。 |
2. PIRION™が実現する次世代バッテリー性能
ピエシカ社は、PIRION™技術を活用し、従来のリチウムイオン電池の約2倍のエネルギー密度を持つセルの開発を進めています。
- 目標エネルギー密度: 600 Wh/kgを超える超高エネルギー密度セル。
- 開発の組み合わせ: PIRION™とピエシカ社独自のアノードを組み合わせる。
- 製造コスト: 従来のリチウムイオン電池よりも低コストで製造可能。
🗣️ クラウディウ・ブクルCEOのコメント:
「PIRION™は、イオン伝導性、耐熱性、高電圧カソードとの適合性において比類のない組み合わせを提供する、画期的な軽量素材です。当初の用途はバッテリーですが、その汎用性は複数の業界にわたる画期的なイノベーションにつながるでしょう。」
3. ターゲット市場
PIRION™を搭載した高性能かつ安全なバッテリーは、幅広い製品への電力供給を目指しています。
- 民生用電子機器
- AI対応インテリジェントマシン
- 電動陸上車両および空飛ぶ車両 (EV/空飛ぶクルマなど)
- 定置型エネルギー貯蔵装置
4. 企業情報(ピエシカ社)
| 項目 | 詳細 |
| 企業名 | Piersica, Inc. (ピエシカ社) |
| 所在地 | フロリダ州タラハシー(米国) |
| 専門分野 | 従来比約2倍となる600Wh/kgを超える超高エネルギー密度セルの開発。 |
PIRION™はすでに購入可能であり、この画期的なポリマー技術は、バッテリーのエネルギー密度、安全性、コスト構造に大きな変化をもたらす可能性を秘めています。


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