韓国のLGエナジーソリューション(LGES)は、ドイツの高級自動車メーカーであるメルセデス・ベンツの将来の電気自動車(EV)向けに、高電圧バッテリーを供給する大規模な契約を複数獲得しました。
🔋 契約の概要と規模
- 最新の契約:
- 受注規模: 記事では10億ドル相当、韓国報道機関によると14億ドル(約2,060億円、または2兆600億ウォン)と報じられています。
- 供給期間: 2028年3月から2035年6月までの7年間。
- 対象地域: 欧州および北米向けのメルセデス・ベンツEV。
- 過去の契約(今年9月および10月):
- LGESは今年、メルセデス・ベンツと複数回供給契約を締結しており、その合計は**数十億ドル(約1.6兆円や15兆ウォン台の推算もあり)**に達します。
- 過去には、2035年までに合計32ギガワット時(GWh)、関連会社向けにさらに75 GWhを供給する契約も発表されています。
🚗 メルセデス・ベンツのEV戦略とLGESの役割
メルセデス・ベンツは、今後数年間で「史上最大の製品発売プログラム」として、12台以上の新型または改良型EVを市場に投入する計画です。
- 新型EVプラットフォーム:
- CLA EV: 来年第1四半期に発売予定。800ボルトの**メルセデス・モジュラー・アーキテクチャ(MMA)**を採用。
- EQテクノロジー搭載GLC: 来年末までに発売予定。800ボルトのMB.EAプラットフォームを採用。
- LGESの貢献: 今回の契約により、LGESはこれらの次世代プラットフォームを採用したメルセデス・ベンツの主力EVモデルのバッテリー需要を支えることになります。一部の契約は**次世代円筒型バッテリー「46シリーズ」**の供給であるとの見方もあります。
📈 関連情報:EV市場の動向とバッテリー需要
自動車メーカーが将来のバッテリー供給を確保するために数十億ドル規模の長期契約を結ぶペースは、短期的なEV販売の減速懸念や、一部でのバッテリー供給過剰の議論とは一線を画しています。
- 長期的な需要予測: これらの大規模受注残は、自動車メーカーが将来的にますますバッテリー駆動になっていくという長期的な見通しに強くコミットしていることを示唆しています。
- LGESの優位性: LGESは、メルセデス・ベンツ以外にも、テスラやゼネラルモーターズ(GM)といった主要な自動車メーカーとも大規模な契約を結んでおり、業界でのリーディングポジションを確立しています。
- テスラ: リン酸鉄リチウム蓄電池(LFP)に関して43億ドルの契約。
- GM: 2028年以降のフルサイズトラック/SUV向けにリチウムマンガンリッチ(LMR)セルの開発を共同で推進中。
このニュースは、LGESの技術力と生産能力、そして高級車市場におけるメルセデス・ベンツの積極的な電動化戦略が結びついた結果と言えます。
出典:https://insideevs.com/news/781139/lg-mercedes-ev-battery-billion-dollar-order/


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