米エネルギー転換が加速:蓄電池と再エネ容量が化石燃料を圧倒

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米国エネルギー情報局(EIA)の最新データによると、米国の電力容量増加において蓄電池(バッテリーエネルギー貯蔵)と太陽光発電が圧倒的な割合を占めており、化石燃料の容量は引き続き減少傾向にあります。このデータは、米国のエネルギー転換が加速していることを明確に示しています。


📈 米国の電力容量増加に関する主要データ(過去12ヶ月間)

項目容量増加量 (MW)対前年成長率順位/特記事項
蓄電池13,809 MW59.4%最も高い成長率を記録。小規模ベースからの急増。
大規模太陽光発電31,620 MW最大の発電量増加。
天然ガス3,417 MW再生可能エネルギーと比較して増加量は小規模。
原子力発電わずかな増加同時期の増加量は最小。
再生可能エネルギー56 GW以上 (蓄電池含む)太陽光、風力、水力、地熱、バイオマスを合計した増加量。

📉 化石燃料の動向(過去12ヶ月間)

  • 石炭火力発電: 3,926 MW の設備容量が廃止されました。
  • 化石燃料全体: 容量は引き続き減少傾向にあります。

💡 関連情報:今後の予測(今後12ヶ月間)

EIAのデータは、この傾向が今後さらに加速することを示唆しています。

項目予測追加容量 (MW)予測特記事項
蓄電池22,053 MWさらなる急増が見込まれ、前年を大きく上回る追加が予測されています。
再生可能エネルギー (公益規模)67,800 MW (蓄電池含む)大規模再生可能エネルギーと蓄電池を合わせて約68GWが追加される見込み。
天然ガス4,000 MW未満再生可能エネルギーと蓄電池の追加量と比較して、非常に小規模に留まる予測。

📍 蓄電池の地理的集中度

新規の蓄電池容量の追加は特定の州に集中しています。

  • 集中地域: テキサス州 (ERCOT)カリフォルニア州 (CAISO)
  • 割合: この両州だけで、全米の蓄電池容量の70%以上を占めています。
  • その他の成長地域: アリゾナ州も堅調な成長を見せています。

💬 専門家の見解(SUN DAY Campaign)

SUN DAY Campaignのエグゼクティブディレクターであるケン・ボッソン氏は、政治的変化による影響が限定的であることを強調しています。

「トランプ政権による原子力と化石燃料の活性化に向けた取り組みは成功していない。(中略)太陽光、風力、蓄電池による発電能力の増強は、ガス、石炭、原子力発電を大幅に上回り続けており、その差も拡大している。」

このデータは、政策的な影響よりも、経済合理性や技術革新に基づいたエネルギー市場の構造的な変化が、クリーンエネルギーへの移行を主導していることを示唆しています。

出典:https://batteryindustry.net/us-battery-fleet-grows-59-with-nearly-14-gw-added-in-12-months-says-eia/

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