中国EV大手GAC、全固体電池を産業化へ! 60Ah級大容量セルの試験生産を開始

Battery技術

GAC(広州汽車集団)は、中国初となる**大容量(60Ah以上)**の全固体電池のパイロット生産ラインを完成させ、試験生産を開始しました。これは、既存の液系リチウムイオン電池と同等以上の容量を持つセルを全固体技術で製造可能にしたことを意味し、EVの航続距離と安全性の課題を根本から解決する可能性を秘めています。

項目GACの達成内容既存技術との比較・重要性
生産ライン中国初の大容量(60Ah+)全固体電池生産ラインの試験稼働。実験室レベルから、自動車用途の大型セル(ラージフォーマット)製造へ移行。
セル容量60Ah以上のセルを製造可能。既存EVの主流セル容量(40-50Ah)と同等以上。パックのセル数を減らし、軽量・コンパクト化に寄与。
エネルギー密度既存リチウムイオン電池の約2倍を目指す。EVの航続距離を1000km以上にする鍵となる。
面容量7.7 mAh/cm²を達成。従来のリチウムイオン電池(最大5 mAh/cm²程度)を大きく上回り、電極界面制御技術の確立を示唆。
製造プロセス**ドライプロセス(乾式プロセス)**を採用。溶剤不要で乾燥工程を削減し、製造コストとエネルギー消費の大幅な低減に貢献。
安全性**300〜400℃**に耐える熱安定性。可燃性の液体電解質を使用せず、熱暴走による火災リスクを大幅に低減。

📅 今後のロードマップ:2026年以降がEVシフトの分水嶺GACは2026年に車両への搭載テストを開始し、2027年〜2030年で量産化へ移行する計画です。

このタイムラインは、世界各国の主要プレイヤーの目標時期と重なります。この数年で、全固体電池の開発競争は「研究開発のスピード」から「製造の歩留まり、コスト競争力、サプライチェーン構築力」へと完全に移行します。GACのパイロットライン稼働は、EVシフトの「第2章」が始まり、航続距離1000km、究極の安全性を備えたEVが現実のものとなる時代の到来を告げるものです。

出典:https://xenospectrum.com/china-gac-first-solid-state-battery-line-60ah-breakthrough/

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