【電池素材】CATLがロンベイと長期契約:ナトリウムイオン電池のサプライチェーンが確立へ

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中国のロンベイ新能源科技(Ronbay Technology)は、世界最大のバッテリーメーカーであるCATLに対し、ナトリウムイオン電池(SIB)用正極材を大量供給する主要サプライヤーとなったことを受け、株価が急騰しました。この動きは、ナトリウムイオン電池が大規模な応用段階に入ったことを示唆しており、中国の資本市場で新たな投資のホットスポットとして浮上しています。

📅 契約概要と市場の反応

項目詳細
契約内容CATLのナトリウムイオン電池用正極材年間調達量の60%以上を、今後4年間ロンベイが供給。
優遇条件CATLの年間調達量が50万トンを超えた場合、より優遇された調達価格を適用。
協力範囲ナトリウムイオン電池製品およびサプライチェーン開発における包括的な技術協力
市場の反応ロンベイ(SHA: 688005)の株価が、取引所の1日あたりの制限(20%)を超えて急騰(上海時間午前10時25分時点)。

ロンベイは、この契約締結により、同社の製品開発力と市場ポジションが国際的な大手顧客に認められたこと、そしてナトリウムイオン電池が大規模応用段階に入ったことを示していると強調しています。

🔋 ナトリウムイオン電池(SIB)の台頭とCATLの戦略

ナトリウムイオン電池は、リチウムイオン電池と構造が似ていますが、リチウムの代わりにナトリウム塩を主電極として使用します。

特徴ナトリウムイオン電池(SIB)の利点
コストリチウムに比べナトリウム資源が豊富で安価なため、コストが低い
安全性熱安定性が高く、電池の安全性が高い
低温性能低温環境下でも使用可能
課題エネルギー密度はリチウムイオン電池ほど優れていない。

CATLのNaxtraブランド

CATLは、2025年4月に開催されたテックデーで、新たなナトリウムイオン電池ブランド「Naxtra」を発表し、市場投入を加速させています。

  • 乗用車用バッテリー: 今年(2025年)末までに量産開始を予定。
  • 商用車用バッテリー: 既に6月に大型トラック用24Vスタートストップ一体型バッテリーの量産を開始しています。

CATLがナトリウムイオン電池の主要サプライヤーを選定し、長期的な供給契約を結んだことは、同社がこの低コストで安全なバッテリーをEVやエネルギー貯蔵システム(ESS)向けに本格的に展開する準備が整ったことを意味します。

🇨🇳 中国資本市場の新しいホットスポット

ナトリウムイオン電池とその関連原材料プロジェクトは、最近、技術開発だけでなく、大量生産および応用段階に入ったことで、中国の資本市場において投資の新たなホットスポットとして大きな注目を集めています。リチウム価格の変動リスクや資源の偏在といった問題に対し、SIBは持続可能な代替ソリューションとして期待されています。


このロンベイとCATLの契約は、次世代電池市場における中国企業のリーダーシップと、サプライチェーンの強化を示すものです。

出典:https://www.yicaiglobal.com/news/chinas-ronbay-soars-by-limit-after-becoming-catls-top-sodium-ion-battery-cathode-material-supplier

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