テスラ(Tesla)が中国市場で販売を開始したCLTC航続距離821kmの新型5人乗り「モデルY 後輪駆動長距離バージョン」が、発売直後から記録的な注文を獲得し、中国消費者のテスラへの関心を再燃させていると報じられました。この新型モデルは、中国でのテスラの販売が大幅に落ち込む中で投入され、テスラの市場回復の起爆剤となる可能性が示されています。
📰 発表された販売のハイライト
- 記録的な受注: 新型モデルYは、発売日(11月8日)だけでテスラの上海工場の生産能力約3週間分に相当する受注を獲得したと報じられています。
- 特定の地域での販売好調: 北京では土曜日だけで、この新型モデルYが400台近く売れたとされています。
- 店舗での高い関心: 販売員によると、先週末にテスラの店舗を訪れた顧客のほぼ半数が、この新型モデルYに特に興味を示していました。
- 納期の長期化: 当初2~4週間だった納車予想期間が、土曜日には早くも4~6週間後に延長されました。
- 価格と仕様:
- 価格: 28万8500人民元(約4万520ドル)から。
- 航続距離: CLTC航続距離821kmで、モデルYラインナップの中で最長。
- バッテリー: 韓国のLGエナジーソリューション供給の78.4kWhの三元系リチウムイオン電池パックを搭載。
📉 関連情報:中国市場でのテスラと競合環境の現状
この新型モデルの成功は、中国市場でのテスラの苦境の中で達成されたものであり、その重要性が際立っています。
- テスラの販売急落: 新型モデルYの発売は、中国でのテスラの販売が大幅に減少する中で行われました。
- 10月の中国での小売販売台数は2万6,006台と、2022年11月以来の最低を記録しました。
- 前年同月比で35.76%減、前月比(9月)で63.64%減という大幅な落ち込みです。
- 市場シェアの低下: この急激な落ち込みにより、テスラの中国新エネルギー車(NEV)市場における市場シェアは10月に2.03%に低下し、2022年8月以来初めて、中国乗用車協会(CPCA)の月間NEV小売販売ランキングでトップ10から脱落しました。
- 競争激化の背景: 中国市場では、地元のEV大手であるBYDや、急速に成長している新興EVメーカー(NIO、Li Auto、Xpengなど)との競争が激化しています。これらの競合は、より安価な価格設定や、現地消費者に合わせたスマートコックピット機能の提供などでテスラを追い上げています。
💡 新型モデルの戦略的意義
今回の新型モデルYの成功は、価格と航続距離というEVの最も重要な要素を最適化したテスラの戦略が、依然として中国消費者にとって魅力的であることを証明しました。
- 航続距離への懸念解消: 821kmという航続距離は、特に充電インフラへの不安が残る長距離移動において、消費者の懸念を大きく和らげる要素となります。
- 価格競争力: 28万8500人民元という価格帯は、テスラのブランド力を保ちつつ、競合メーカーがひしめく中価格帯市場での競争力を高めます。
出典:https://cnevpost.com/2025/11/12/821-km-model-y-reignites-chinese-consumer-interest-tesla/


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