海運大手と電池大手が手を組む:マールスクとCATL、グローバルサプライチェーンの電動化で排出量削減へ

Battery用途

総合物流企業であるAPモラー・マースク(Maersk)と、新エネルギー革新技術の世界的リーダーであるCATL(Contemporary Amperex Technology Co., Limited)は、グローバルサプライチェーン全体での脱炭素化を共同で推進し、CATLの国際物流を強化するための**戦略的覚書(MoU)**を締結しました。

この提携は、両社が掲げる野心的なネットゼロ(実質ゼロ排出)目標の実現を加速させることを目指しています。

1. CATLのグローバル戦略を支えるエンドツーエンドの物流

マールスクは、CATLの優先グローバル物流パートナーとして、5年間の協力関係を強化します。

項目詳細
物流サービスの提供海上貨物輸送、航空貨物輸送、プロジェクト物流、倉庫保管を含む統合的なエンドツーエンドサービスを提供。
サプライチェーンの強化急速に変化するグローバル環境において、CATLがサプライチェーンの**レジリエンス(回復力)**を維持できるよう、拡張性の高いモデルやカスタマイズされたソリューションを共同で模索・開発します。
目的CATLのサプライチェーン全体でのオペレーションの卓越性と、国際的な成長目標を支援します。

2. 温室効果ガス排出量の少ない物流への移行を加速

提携の核となるのは、サプライチェーン全体の主要拠点の電動化です。

項目詳細
協力分野コンテナ輸送、港湾エコシステム、内陸輸送、倉庫管理の電動化。
CATLの役割マールスクの脱炭素化ロードマップを支援する優先的なバッテリー技術パートナーとして位置づけられます。CATLの先進バッテリー技術を活用し、電気システム設計、エネルギー管理、使用済みバッテリーのリサイクルソリューションも提供することで、電動化の取り組みを支援します。
提携の意義スケーラブルな電化ソリューションを共同開発することで、物流業界全体の排出量削減に貢献し、脱炭素化に向けた新たなベンチマークを設定することを目指します。

💡 関連情報:両社のカーボンニュートラル目標

企業名事業内容カーボンニュートラル目標(関連情報)
マールスク総合物流サービス(海運世界最大手)2040年までに事業全体で温室効果ガス(GHG)排出量を**実質ゼロ(ネットゼロ)**にすることを目指しています。
CATLEVバッテリー・蓄電システムの開発・製造(世界シェア1位)2025年まで自社の中核事業でカーボンニュートラルを達成し、2035年までバッテリーサプライチェーン全体でカーボンニュートラルを達成する計画です。

この提携は、「新エネルギー技術の巨人」と「統合物流の世界的巨人」という、それぞれの業界を牽引する両社が、それぞれの強みを持ち寄り、グローバルサプライチェーンの脱炭素化という共通の目標に向けて具体的に行動を加速させる重要な一歩となります。

出典:https://www.maersk.com/news/articles/2025/10/10/maersk-and-catl-forge-global-strategic-partnership-in-supply-chain

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