シャープは、2025年10月30日から開催される「ジャパンモビリティショー 2025」において、EVコンセプトモデル「LDK+」の第2弾を初公開します。このコンセプトは、自動車が保有時間の95%が駐車されているという点に着目し、「Part of Your Home(家の一部)」として、停車時に快適に過ごせるリビングルームの拡張空間として利用することを提案しています。
主な特徴と関連情報:
- ベース車両とサイズ感:
- 台湾のフォックスコン(鴻海科技集団)が製造するEV「モデルA」をベースに開発されています。
- 第2弾は、コンセプトを維持しつつ、**小回りの利くコンパクトミニバンサイズ(全長4.3mクラス)**ながら、ゆったりとした室内空間を両立させています。
- 第1弾(2024年9月発表)から、より乗用車らしいデザインに変化しており、量産モデルも第2弾をベースに検討が進められています。
- 室内空間の活用(リビングルーム化):
- 運転席と助手席の間に、テーブルとプロジェクターを備えたコンソールボックスを配置。
- 運転席が後方に回転し、後部座席と対面し、リビングのような空間を作り出せます。
- 後部座席上部のスクリーンにより、シアタールームやリモートワーク空間としての活用が想定されています。
- 技術連携とエネルギーマネジメント:
- シャープ独自のAI技術「CE-LLM」やAIoT技術、センシング技術を統合。
- AIoTプラットフォームを通じて、キッチン、空調など住宅内の家電製品と車両が連携し、AIが生活パターンや好みを学習することで「人に寄り添う」新しいライフスタイルを創出します。
- V2H(Vehicle to Home)システムにも対応し、太陽光発電や住宅用蓄電池と組み合わせた効率的なエネルギーマネジメントの実現を目指します。
事業化に向けた動き:
- シャープは、この「LDK+」コンセプトに基づいたEVの2027年度の市場参入を目指しており、国内で年間9,000台をベースに事業計画を練っているとのことです。
- 自前の販売網にこだわるのではなく、家電量販店や大規模小売店も販売チャネルになり得るとの見解も示されており、家電メーカーならではの視点で事業展開が検討されています。
このコンセプトは、従来の「移動のための空間」という自動車の役割に対し、「止まっている時間にこそ価値を生む」という新しいEVの価値を提案するものです。


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