South 8 TechnologiesとCTNSが提携:極限環境向け次世代バッテリーを共同開発へ

Battery主要部材

サンディエゴを拠点とするリチウムイオン電池技術企業サウス8テクノロジーズ(South 8 Technologies)は、韓国の電池ソリューションプロバイダーであるCTNSと戦略的協業に向けた基本合意書(LOI)を締結しました。この提携は、サウス8の独自技術**「LiGas(液化ガス電解質)」**とCTNSの高度なバッテリーパック設計技術を組み合わせ、極限環境での運用に特化した安全で信頼性の高い次世代バッテリーパックシステムの共同開発と商品化を目指すものです。


主要な関連情報

項目詳細
主体企業(1)South 8 Technologies(サウス8テクノロジーズ、米国サンディエゴ拠点)
主体企業(2)CTNS(韓国、北米事業所:ワシントン州レドモンド)
契約内容**基本合意書(LOI)**の締結。戦略的協業の枠組み確立および共同顧客の特定。
技術的要素South 8のLiGas®技術(液化ガス電解質)とCTNSの先進バッテリーパック設計・統合の専門知識を組み合わせる。
ターゲット市場北米、韓国、世界各地防衛・航空宇宙産業および過酷な環境での運用が求められる分野。
製品の優位性優れた安全性極限温度性能健全性状態(SOH)モニタリング機能。従来のバッテリーパックに比べて性能が向上。
具体的な性能目標**マイナス40°F(摂氏マイナス40度)**という極低温環境下でのバッテリー性能向上(放電・再充電能力)という切実なニーズに対応。

事業戦略と技術の背景

1. LiGas技術の優位性

サウス8テクノロジーズが開発したLiGas®技術は、リチウムイオン電池に液化ガス電解質を使用する世界初の技術です。

  • 温度範囲: 従来の電池では不可能であった**マイナス60℃からプラス60℃**という極めて広い温度範囲での高性能動作を可能にします。
  • 適用分野: この比類ない温度汎用性と信頼性により、防衛、航空宇宙、電動輸送といった過酷な環境でのアプリケーションに新たな可能性を広げます。

2. CTNSの専門性とグローバル展開

CTNSは、2017年以降500件を超える多品種少量生産のバッテリープロジェクトを納入した実績を持ち、防衛、モビリティ、産業分野向けの先進エネルギーソリューションのリーダーです。

  • 専門領域: 先進バッテリーパックの設計、開発、製造、ライフサイクル管理までをエンドツーエンドで提供します。
  • 市場拡大: ロボット工学およびドローン市場の主要プレーヤーであり、現在はワシントン州レドモンドの拠点を基盤に米国市場への進出を加速させています。

3. 戦略的協業の狙い

この提携は、両社の強みを相互に補完するものです。サウス8のLiGasセルという革新的なコア技術に、CTNSの実績ある高度なバッテリーパック設計および統合ノウハウを組み合わせることで、**-40℃**という防衛・航空宇宙産業からの厳しい要求を満たすバッテリーパックを共同で開発・提供することが可能となります。これは、世界のバッテリー市場において、安全性と耐久性が特に重視されるニッチな極限環境分野での確固たる地位を築くことを狙った戦略です。

出典:https://www.businesswire.com/news/home/20251022506764/en/South-8-Technologies-and-CTNS-Sign-Letter-of-Intent-to-Pursue-Strategic-Collaboration

コメント

タイトルとURLをコピーしました