マーケット情報

Battery技術

「CATL Inside」の確立へ:消費者に直接訴求する電池メーカーの異例なブランド戦略

車載電池大手のCATLは2026年5月1日、中国のEV購入者が車両に搭載されているバッテリーのメーカーを直接確認できるオンライン検索ツールをリリースしました。これは、B2B(企業間取引)主体だった電池メーカーが、最終消費者に対して自社製品の...
Battery技術

ACC、量産フェーズへの移行を鮮明に:パナソニック出身の新CEOで「ギガファクトリー」を強化

欧州における定置型および電気自動車(EV)用バッテリーの自給自足を目指すACC(Automotive Cells Company)は、2026年5月1日付でアラン・スワン(Allan Swan)氏を新CEOに任命したことを発表しました。1....
サプライチェーン

シーメンスが資金面と技術面の両輪で支援。欧州産リチウム自給を目指す「ライオンハート」の全貌

バルカン・エナジーは、同社の旗艦プロジェクトである「ライオンハート」向けに、シーメンスと約4000万ユーロ(約67億円)規模の主要プロジェクト枠組み合意を締結しました。1. 合意の主な内容契約規模: 約4000万ユーロ(最低累積発注額)。シ...
Battery主要部材

イオン・熱・力学の三位一体制御:窒化ホウ素ナノチューブ(BNNT)による界面安定化のメカニズム

これまで、窒化ホウ素ナノチューブ(BNNT)は、その高い製造コストから電池研究の主役ではありませんでした。しかし、最新の研究は、BNNTを単なる「詰め物(フィラー)」ではなく、イオンの流れ・熱・機械的ストレスを同時に制御する「ナノスケールの...
Battery用途

ソフトバンク、AI電池を自社製造へ。堺工場跡地を再開発

AI(人工知能)の急速な普及に伴い、世界中でデータセンターの需要が爆発的に増加しています。しかし、その運用には膨大な電力が必要であり、エネルギーの安定確保が各社の最重要課題となっています。ソフトバンクはこの課題に対し、「自社で電池を作る」と...
Battery用途

戦略的転換:EV需要の減退を受け、自動車メーカーが蓄電事業へシフト

2026年現在、世界の自動車メーカーは大きな転換点に立っています。当初の予測を下回るEV需要の伸び悩みと、税制優遇措置の終了が重なり、膨大な投資を投じたバッテリー工場には「余剰容量」という課題が浮上しています。一方で、生成AIの爆発的普及に...
Battery主要部材

フランス政府が「主要戦略プロジェクト」に選定。Axens社CAM工場の全容と欧州の自給網

フランス北部サン=ソルヴで計画されているこのプロジェクトは、電気自動車(EV)用リチウムイオン電池の核心材料である正極活物質(CAM)を国内生産することを目指しています。パブリックコンサルテーション開始から1年を経て、本プロジェクトはフラン...
Battery技術

CATLが守る「絶対王者」の座。BYDの猛追を突き放す2026年新製品戦略の全貌

車載電池世界最大手のCATLは、2026年4月に開催された技術発表会において、次世代のバッテリー製品群を一挙に公開しました。EV(電気自動車)市場の競争が激化し、ライバルのBYDが超急速充電技術で追い上げを見せる中、CATLは「10C」を超...
Battery主要部材

三菱ケミカルとEcoGrafが提携:タンザニア産黒鉛の長期供給と商用化へ

電気自動車(EV)市場の急拡大に伴い、リチウムイオン電池の主要材料である負極材の確保が世界的な課題となっています。こうした中、オーストラリアのEcoGraf社と日本の三菱ケミカル株式会社が、タンザニア産天然グラファイトの供給および商用化に向...
Battery主要部材

全固体電池の「夢」か「虚像」か:刑事告訴に発展したDonut Labsのデータ改竄疑惑

フィンランドのスタートアップ企業 Donut Labs が発表した「奇跡の電池」を巡り、データ改竄を指摘する内部告発が行われ、地元警察が捜査に乗り出す事態となっています。1. 疑惑の概要と刑事告訴告発内容: 製造パートナーである Nordi...