パナソニック エナジー株式会社が、Amazon傘下の自動運転配車サービス企業 Zoox へ円筒形リチウムイオン電池セルを供給する複数年契約を締結したことは、同社にとって 急成長中のロボタクシー市場への画期的な参入 を意味します。
📰 ニュースの要点
| 項目 | 詳細 |
| 供給元 | パナソニック エナジー株式会社 |
| 供給先 | Zoox(Amazon傘下の自動運転配車サービス企業) |
| 製品 | 円筒形リチウムイオン電池セル 「2170型」 |
| 供給開始時期 | 2026年初頭より |
| 契約期間 | 複数年契約 |
| 目的 | Zooxのロボタクシー車両群への搭載、サービスと事業運営の拡大支援 |
| 供給開始地 | 日本から開始、将来的にパナソニック エナジーのカンザス工場にも拡大予定 |
✨ 契約の意義と製品の特徴
1. ロボタクシー市場への参入と成長機会
- 市場の急成長: 米国のロボタクシー市場は2024年に約4億5,000万米ドルと評価され、2030年まで年平均成長率70%以上 で拡大予想されています。世界全体では2030年までに市場規模が400億~500億米ドルを超えると予測されています。
- 戦略的な位置づけ: パナソニック エナジーは、このダイナミックな市場で新たな機会を捉え、事業の成長を加速させることを目指します。
- 経営トップのコメント: パナソニック エナジーCEOの只信 一生氏は、「次世代のモビリティ革新に貢献する重要な一歩であり、より安全で持続可能、そしてつながる未来の実現に貢献していく」と述べています。
2. 供給される電池セルの優位性
- 「2170型」セル: 優れたエネルギー密度、安全性、信頼性 を備えています。
- 高い安全性と実績: EV製品で実績のある円筒形セルは、比類のない安全性を提供します。2025年9月現在、パナソニック エナジーはEV 400万台分に相当する約200億個のリチウムイオンEVバッテリーセルを全世界で供給し、バッテリーに起因する問題による車両リコールは発生していません。
3. Zooxの革新的な取り組み
- 専用ロボタクシー: 世界中の人々に安全でクリーンで楽しい移動手段を提供する専用のロボタクシーを開発しています。
- 事業展開: カリフォルニア州ヘイワードにロボタクシー量産施設を開設。ラスベガスでロボタクシー配車サービスを開始し、完全無人配車サービスを提供する史上初の企業 となりました。
- Zooxのコメント: サプライチェーン担当副社長のブルース・バウムガートナー氏は、パナソニック エナジーの「革新性と品質へのこだわり」が、Zooxの都市交通再定義の使命と一致していると歓迎しています。
📊 ロボタクシー市場の動向(関連情報)
- 米国市場: サンフランシスコ、ロサンゼルス、オースティン、マイアミなど、先進的な都市政策の取り組みを背景に成長。特にオンデマンド型ロボタクシーの普及が進む フェニックス、サンフランシスコ、ラスベガス で導入が加速しています。
- 世界市場: 北米とアジア太平洋地域が主要な成長地域として台頭すると予測されています。
会社概要
- パナソニック エナジー株式会社: 革新的な電池技術を基盤とした製品とソリューションをグローバルに提供。車載用リチウムイオン電池などを通じ、「幸せと環境の持続可能性を実現する社会の実現」に貢献することを使命としています。
- Zoox: Amazon傘下。専用ロボタクシーを開発し、都市交通の変革を目指す自動運転配車サービス企業です。
この契約は、パナソニック エナジーが電気自動車(EV)向け電池で培った技術と信頼性を、急成長する自動運転モビリティ分野へ拡大する重要な一歩となります。


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