-60℃対応へ:ガルビオンとサウス8、極寒環境向けバッテリー開発で提携

Battery主要部材

インテリジェントな電力・データ管理ソリューションの世界的リーダーである**ガルビオン(Galvion)と、革新的なリチウムイオン電池技術「LiGas®」を開発するサウス8テクノロジーズ(South 8 Technologies)**は、極寒環境向け高性能バッテリーの共同開発に関する基本合意書(LOI)を締結したと発表しました。

この提携は、特に北極圏などの寒冷地戦域に拡大する現代の軍事作戦において、既存のエネルギーソリューションの限界に対応し、顧客の作戦即応性を加速させることを目的としています。

🔋 提携の核心:LiGas®セル技術

サウス8テクノロジーズが特許を持つLiGas®セル技術は、リチウムイオン電池の性能を革新するもので、液化ガス電解質を使用しています。

項目内容
技術サウス8テクノロジーズの特許技術「LiGas®セル技術」(液化ガス電解質)
目標性能-60℃(-76°F)という極寒の気温下でも安定して動作可能な次世代バッテリーシステムの実証
メリット広範囲な温度での放電および再充電機能向上した安全特性

サウス8テクノロジーズのCEOであるジョンウー・リー氏は、「従来の電池では対応が難しい極寒の用途において、信頼性の高いエネルギー貯蔵を実現するための画期的な一歩となる」と述べています。

🤝 提携の枠組みと対象顧客

  • 目標:協力的なイノベーション、知識共有、現場重視の試験を通じて、氷点下の気温下における顧客の運用準備を加速。
  • 当初の作業範囲:極端な気温の気候下でのバッテリー性能向上を求める米国および北欧の防衛顧客の切実なニーズに基づいています。
  • 共同開発:サウス8のLiGasセルと、ガルビオンの実績あるSoloPack™バッテリーファミリーなどを組み合わせ、共同開発および商品化の機会を模索します。

ガルビオンのCEO、トッド・スターツィンガー氏は、北極圏への即応性が「新たな現実」であるとし、「サウス8社との提携により、極寒環境の課題にさらに適切に対応できるよう特別に設計されたバッテリー技術を探求できる」と期待を表明しています。

🔗 関連情報:両社の背景と技術

ガルビオン(Galvion)

  • 専門分野:ミッションクリティカルなヘッドソリューション、インテリジェントな電力・データ管理システム、高度な統合兵士システムの設計・開発・提供。
  • 特徴:現代の戦闘員の運用ニーズに適応できるソリューションを提供し、電力供給と管理における革新を推進してきた実績があります。

サウス8テクノロジーズ(South 8 Technologies)

  • 専門分野:世界初の**リチウムイオン電池用液化ガス電解質(LiGas®)**の開発。
  • 特徴:LiGasセルは、**-60~+60℃**というこれまでにない温度範囲での高性能動作を可能にし、防衛、航空宇宙、電動輸送といった分野での応用を目指しています。
  • 技術の進化:従来の有機液体電解質の代わりに液化ガス電解質を使用することで、極低温でのイオン伝導率を維持し、リチウムイオン電池の最大の弱点の一つであった低温性能を劇的に改善しています。

出典:https://www.businesswire.com/news/home/20251106528876/en/Galvion-and-South-8-Technologies-Sign-Letter-of-Intent-to-Collaborate-on-Lithium-ion-Battery-Technology-for-Extreme-Cold-Environments

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