シリコンとポリマーが鍵:ブルーカレント、全固体電池プラットフォームの商業化資金を確保

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安全で高性能なシリコン固体電池のリーディングカンパニーであるブルーカレント社は、シリーズDの増資ラウンドで8,000万ドル(約117億円)超の資金調達を完了しました。

🚀 主な投資家とポイント

  • リードインベスター: Amazon.com, Inc.
  • その他の参加投資家: Koch Disruptive Technologies (KDT)、Piedmont Capital、Rusheen Capital Partners、Allen & Company。
  • 資金使途: シリコン複合電池プラットフォームの商業化を加速させ、モビリティおよび定置型蓄電分野における安全性と性能の向上を目指します。
  • 取締役就任: Amazonの上級副社長兼著名なエンジニアであるジェームズ・ハミルトン氏がブルーカレント社の取締役会に加わります。

🛠️ ブルーカレント社の技術的特徴と優位性

ブルーカレント社の全固体電池プラットフォームは、以下の特徴を持っています。

  • 設計原理: エネルギー密度と充電率の向上、固有の安全性熱安定性低圧動作能力を実現するため、基礎原理から設計されています。
  • 構成要素:
    • 地球上に豊富に存在するシリコン弾性ポリマーを用いたアノード(負極)。
    • 完全ドライ電解質を使用。
  • 優位性:
    • 安全性: 可燃性の液体電解質を使用しないため、火災リスクが大幅に低減され、本質的に安全です。
    • 高性能: 従来のリチウムイオン電池に比べてエネルギー密度、サイクル寿命、充電速度が大幅に向上します。
    • 製造とコスト: 既存のリチウムイオン電池設備を用いて大規模に製造可能であり、費用対効果が高く、拡張性に優れたソリューションです。
  • 用途: モビリティ(電気自動車など)と定置型エネルギー貯蔵システム(グリッド蓄電など)に最適化されています。

💬 関係者のコメント

  • スーザン・ストーン氏(ブルーカレント CEO): テクノロジー主導の世界のエネルギー需要に応えるには、リスクを軽減したアプローチと国内製造能力の活用が必要であり、ブルーカレントの技術は安全かつ確実に世界へ電力を供給することを可能にすると述べています。
  • ケビン・ウージック氏(ブルーカレント 共同創業者兼CTO): 10年以上の研究開発を経て、バッテリーの安全性を最優先にしたシリコンベースの設計により、火災リスクの低減と性能の大幅な向上を実現したと強調しています。
  • ジェームズ・ハミルトン氏(Amazon SVP兼著名なエンジニア): ブルーカレントのアプローチは、固体電池をより手頃な価格にし、充電時間の短縮による長距離走行が可能な電気自動車や定置型蓄電池への需要に応えるべく、その普及を加速させる可能性があると期待を表明しています。

この資金調達は、ブルーカレント社が安全で高性能な次世代電池を迅速に商業化し、エネルギー貯蔵市場の限界を克服するための重要な一歩となります。

出典:https://www.businesswire.com/news/home/20251208256716/en/Blue-Current-Inc.-Closes-More-Than-%2480M-Series-D-Extension-Funding-Round-Anchored-by-Amazon-to-Deliver-Industry-Leading-Solid-State-Batteries-for-Stationary-Storage-and-Mobility-Applications

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