中国の電池・自動車大手BYDのブラジル法人BYD Brazilは2025年10月20日(火)、世界初のバイオ燃料対応プラグインハイブリッド車(PHV)であるDセグメントSUV「宋Pro (Song Pro)」の特別仕様車「宋Pro COP30」を初公開したと発表しました。
関連情報:
- 世界初・ブラジル専用: 「宋Pro COP30」はブラジル市場向けに特別に開発され、ガソリンとエタノールの混合比を問わず走行可能なバイオ燃料対応(フレックス燃料)ハイブリッド車です。
- この開発には、100名以上の中国とブラジルのエンジニアが2年間にわたって取り組みました。
- 車両にはBYDの「DM-i (Dual Mode Intelligent) テクノロジー」が搭載されており、燃焼エンジンは主にバッテリー用の発電機として機能し、EV走行に近い体験を提供します。
- 発表場所と記念車両:
- 発表は、バイーア州カマサリ (Camaçari) 工場の最終組立ラインの開設式で行われました。
- 同工場は、アジア以外では最大のBYD工場であり、ラテンアメリカ最大級の電気自動車(EV)生産施設です。
- この工場からロールオフした車両は、BYDにとって1400万台目の新エネルギー車(NEV)となりました。
- カマサリ工場は、元々はフォードの工場跡地を活用しており、ブラジル大統領のルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルヴァ氏なども式典に出席しました。
- 気候サミットへの貢献:
- 「宋Pro COP30」という名称は、2025年11月にブラジルのベレンで開催される国連気候変動枠組条約第30回締約国会議(COP30)にちなんでおり、BYDはCOP30向けに30台のカスタムNEVを提供し、後に地元の機関に寄贈する予定です。
- カマサリ工場の規模と生産能力:
- BYDは同工場に30億ブラジルレアル(約6億ドル)以上を投資しています。
- 初期段階の生産能力は年間15万台ですが、将来的には年間30万台に拡大する計画です。
- この工場では「宋Pro」のほか、「Dolphin」「King」などの主要モデルの生産が予定されています。
まとめ:
BYDはブラジルで、世界初のバイオ燃料(エタノール混合比不問)対応PHV「宋Pro COP30」を発表しました。このPHVはブラジル専用に開発され、同国最大のEV生産拠点となるカマサリ工場の開設式で公開されました。この車両はBYDの1400万台目のNEVでもあり、COP30気候サミットへの貢献を示す名称が付けられています。この発表は、BYDのアジア以外での最大規模の生産体制と、ブラジルにおける新エネルギー車市場への強いコミットメントを示すものです。


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