戦略・政策

Battery技術

欧州EV電池戦略の新局面:仏・台連携で描く「次世代全固体電池」の覇権

フランス政府は、電気自動車(EV)向け電池の国内生産を加速させるため、従来の欧州企業中心の支援(自前主義)を転換し、台湾の全固体電池メーカー輝能科技(プロロジウム・テクノロジー)などの有力な海外企業の誘致を本格化させています。1. 台湾企業...
Battery主要部材

「東邦アセチレンが東北大発3DCに出資。産業ガスの知見で次世代電池素材の量産を加速」

2026年3月30日、産業ガス大手の東邦アセチレン株式会社は、東北大学発のスタートアップ株式会社3DC(スリーディーシー)に対し、第三者割当増資による出資を実施したと発表しました。出資額について東邦アセチレンの出資額: 5000万円(※一部...
Battery技術

電力スパイクを蓄電池で吸収:既存の電力枠でAI演算能力を最大化する次世代インフラ

現在、データセンター業界が直面している最大の課題は、計算リソース(GPU)の不足ではなく、それらを動かすための「電力供給」です。新しいデータセンターを電力網(グリッド)に接続するための待ち時間は数年に及ぶこともあり、これがAIビジネスの成長...
Battery主要部材

POSCO Future M、米国モルテンとMOU締結—メタンガスから高純度負極材原料を製造

車載電池の負極材市場において、天然黒鉛の供給網は長らく中国に依存してきました。こうした中、韓国のPOSCO Future M(ポスコフューチャーM)は、米国のスタートアップ企業Molten(モルテン)と提携し、「採掘しない黒鉛」の共同開発に...
Battery用途

「AFEELA」ついに幻に。ソニー・ホンダモビリティがEV事業中止を発表

2026年3月25日、ソニーグループとホンダの共同出資会社「ソニー・ホンダモビリティ」は、電気自動車(EV)ブランドAFEELA(アフィーラ)の開発および販売を中止すると発表しました。2022年の設立以来、日本の技術連合としてテスラや中国勢...
Battery主要部材

自社生産からIPビジネスへ:QuantumScape、固体電池の商業化戦略を全面刷新

QuantumScape社のCEO、シヴァ・シヴァラム博士は、自社を「製造メーカー」ではなく「技術ライセンサー(知的財産の提供者)」と位置づける、新しいビジネスモデルの詳細を発表しました。1. パートナーシップ主導のライセンスモデルファブレ...
Battery主要部材

日本A&L、双日と連携し海外展開加速-LiBバインダーとABS樹脂を強化

日本A&Lは、親会社である双日との連携を軸に、主力製品である「合成ゴムラテックス」と「ABS樹脂」の成長戦略を加速させています。1. 合成ゴムラテックス(LiBバインダー向け)の増産計画: 愛媛工場(愛媛県新居浜市)の生産能力を、2027年...
マーケット情報

【2027年2月施行】EUバッテリーQRコード規制:知っておくべき重要ポイント

2027年2月から、EU市場に投入されるすべてのバッテリーにQRコードの表示が義務付けられます。これは規則(EU) 2023/1542に基づくもので、従来の「指令」とは異なり、EU全加盟国に一律かつ直接適用される極めて強制力の強い規制です。...
マーケット情報

ユニコーンの失脚と相次ぐ破産、2026年「米国電池スタートアップ」の冷え込む現実

2020年代前半の投資ブームから一転し、2026年現在の米国電池業界は、有力スタートアップの倒産や投資撤退が相次ぐ厳しい局面に立たされています。1. 象徴的な企業の崩壊:24M Technologiesの事例かつて企業価値10億ドル(ユニコ...
Battery主要部材

EVより蓄電池。GM・LGがテネシー工場をLFP生産へ転換

GMとLGエナジーソリューションズの合弁会社であるUltium Cellsは、テネシー州の製造拠点を電気自動車(EV)用からエネルギー貯蔵システム(ESS)用に転換することを発表しました。1. 工場改修と雇用への影響EV市場の停滞により一時...